射出成形の方法の概要

プラスチックにはエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂と、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂に大別されます。身の回りにある多くのプラスチック製品は熱可塑性樹脂が使用されており、この樹脂を成形する一般的な方法が射出成形と言えます。この射出成型の原理は熱を加えてドロドロに溶かした樹脂を金型に流し込み、所望の形にして冷却する事で樹脂製品とすると言うものです。射出成形機では具体的な方法として、まず米粒状のプラスチック材料をホッパーから投入し、それを加熱シリンダー内で200~300℃に加熱して水あめ状に溶かしながら金型へとスクリューで送ります。

そしてスクリューの先から溶けた材料を、ちょうど注射器のように圧力をかけて金型の中に流し込みます。この機械動作を射出と呼ぶ事から射出成形と呼ばれているのです。こうして金型に溶融したプラスチックが充填されれば、樹脂の種類等に応じて数秒から数分、圧力をかけたまま冷却し、金型内で固めます。そして一定の時間後に、金型を開いて成形された製品を取り出すと言うのが一般的な方法です。

製品の大きさにもよりますが、一般的には金型内には複数の製品が成形される様にされており、この取り数をいかに多くするかでコストが左右されます。原理面が極めて簡単で、成形機があれば、簡単なものはどんな会社でも作る事が出来ます。しかし、樹脂の種類によっては成形が難しい材料もあり、また微細な金型を製作するにも多くのノウハウが必要です。簡単なプラスチック製品は海外からの輸入が中心となっていますが、難成形材料や微細金型が必要と言った技術力が必要な成形品は、国内で生産され続けています。

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